山でのしごと
3年前の夏、私は東京から徳島県上勝町へ移住しました。
「なんもないとこによく来たなぁ〜」と町の人によく言われます。
でも私は、なんもないとこだからこそワクワクしました。
何が起こるかわからない、どんな場所かもわからない。
だからこそ私は上勝町で暮らすことを決めました。

今年の春、私はさらなるワクワクを求めて会社を辞めました。
それまでは映像制作やイベントの企画運営を行う会社で働いていましたが、
上勝町の人たちと関われば関わるほど
もっとこの町を知りたい。この町ならではの仕事をしたい。
そう思うようになったからです。
今は農家さんのお手伝いをはじめ、様々なお仕事をさせてもらっています。
いろどり農家さんのお手伝い
料理のつまものとなる葉っぱや花を収穫し、パック詰めをします。
春には桜や桃、秋にはもみじや柿の葉などこれほど季節を肌で感じられる仕事はないと思います。

上勝阿波晩茶作りのお手伝い
上勝町には昔から各家庭で作っているお茶があります。
作りかたは今も変わらず、夏の暑い時期にほとんどの工程を手作業で行います。
上勝町に移住してから、この晩茶を日常的に飲むのが当たり前になっています。

そのほか、時期に合わせて手間が足りないところにお手伝いに行っています。
この働き方で生活できてるの?
実際、そんなに収入は多くありません。しかし、この働き方で一番助かっていることが食料。
農家さんのお手伝いに行くと、野菜をたくさんもらったり、鹿やイノシシの肉をもらったからとおすそ分けしてもらったり。

どれも新鮮でおいしいものばかり。
これほどありがたいことはありません。おかげさまで、野菜はほとんど買うことがなくなりました。
東京に住んでいた時には考えられないようなことがこの町では当たり前のように起こるのです。
やっぱり上勝町ってワクワクする。
今回は今の私の暮らしを簡単にご紹介させていただきました。
次回は家のおはなし。



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