東京に行ってきた。-学び編-

前回は東京に行った目的を書きましたので今回は学び編を。
主にツアー2日目の内容とともにお送りします。


朝からパンに齧りつく。代々木八幡の有名なパン屋さん「ルヴァン」にて。

ツアー2日目。

2日目は朝早くに起きて原宿駅に集合。
改札を出ると朝のジョギング終わりの山本裕介さんが私たちを待っていてくださいました。

今回都会人の暮らし代表として案内してくださった山本裕介さん。

山本さんは以前、赤木さん企画の上勝ツアーに親子で参加してくださり、
今回は「都会で暮らす人たちのライフスタイルを覗いてみたい。」という
私たちの要望にこたえ、いろいろと案内してくださることに。

ちなみに、山本さんのブログで上勝ツアーのことを綴ってくれていますのでぜひそちらもご覧ください。
NewPublic.Today

1. 戦う都会人は代々木公園でジョギング!?

まず訪れたのは原宿駅からほど近い代々木公園。
山本さんはよくここで朝ジョギングをしているのだとか。
ここは渋谷区長も走っていたり、雑誌で見たことがある人が走っているらしく
現代社会の中で戦う人々は体を鍛えることも仕事の一つのようです。


代々木公園内には「まちのこども園 代々木公園」という保育園があり
建物の美しさと多くの人が訪れる公園ということから保育園とは知らず、
一般の観光客が美術館か何かと思って入ってくることもあるそうです。

園庭がない保育園も多いという東京。
代々木公園は昼頃になればいろいろな保育園から園児たちが
外遊びにく来るそうですが、まちのこども園の園児たちは
東京ドーム11個分という広大な代々木公園が園庭なんですから、すごいですよね。

広大な代々木公園を出て今度はお子さんたちを保育園に送っていくということで
山本さんのご自宅があるエリアへ。
途中、立ち寄ったのは「渋谷はるのおがわプレーパーク」という場所。

ここは子供たちが公園に欲しいものを自分たちで考えて作っていく場所で
地元の方々が行政にかけあってできた場所なんだとか。
自己責任をモットーに家や橋なんかも子どもたちが作ったそうです。

上勝でも子どもを遊ばせる場所ってあるようでなくて。
自然は豊かでも平坦な土地が少なくて、子どもたちがめいっぱい
走り回ったり遊具で遊べる場所は保育園だとか小学校の校庭くらい。
休日ふらっと外遊びができる都会の公園に憧れたりもします。

2. 都会の保育園送迎事情

「子どもを迎えに行ってきますーー!!!」
と超特急でお家に帰って再度現れた山本さんの自転車には
前後に6歳と4歳の息子さんたちが乗っていました。

「じゃあ行きましょう。」
息も絶え絶え、汗を流しながら歩く山本さんに付いて保育園に向かったのですが…。


なんですか、この坂は…(汗

写真では分かりづらいですが、軽装の私も登るのがつらく
車がスレスレで通っていくような細くて急な坂を
山本さんは子どもたちを乗せた自転車を押して登っていきます。
すさまじき都会の戦士…。毎日これを繰り返しているのかと思うと
雨の時や風が強い時、はたまた夏の暑い時期や冬の寒い時期は大変だろうなぁと。
上勝では車送迎で通園している園児が多いので、
お昼寝布団やその他荷物のことも考えると車ってやっぱり便利だなと思います。
でも逆に子どももそうですが、親たちも歩くことや自転車に乗る機会がほとんどない。
なので家から即車に乗って学校へ、というドア to ドアな生活。
実際都会の方が健康的なんじゃ…。
でも都会では維持費が高いし、それぞれめちゃくちゃ遠い距離でもない…。
むー。それぞれの場所で各々の事情がありますね。。。

3. Google社見学

さて、保育園に無事息子さんたちを送った後は山本さんの勤務先であるGoogleオフィスへ。

様々なミーティングルームや休憩スペースをご案内いただきながら
山本さんのお話を聞いていたのですが、私が特に印象的だったことは
「体がヘルシーじゃないと戦えない。」という山本さんの言葉。


この冷蔵庫にはヨーグルトとか果物とかが入っているのですが、右側は曇りガラスで、よりカロリーの高いものは目に入りにくくするためだとか。個人的にはどストライクなナイスデザインでした。

山本さんの暮らしを見ていても「ヘルシー」というのがとてもキーワードのようで
自分が心身ともに健康でないと、仕事も家のこともうまく回せない。

あぁ、だから都会の人たちは地方に癒しを求めて訪れるのか。
「ヘルスツーリズム」なる言葉をよく聞くようになった裏側には
山本さんのように自分を律しながら働いている人たちへの提案なのか、と一人納得しておりました。

なんとなく、それってわかるじゃないですか。田舎に居ながらも。
「きっと都会の人たちは疲れてるんだろうなー。」とか
イメージできちゃうけど、実感として「そりゃ大変ですよね」と感じることができた時間でした。

Google社はオフィスのあちこちにフリードリンクや食事の無償提供の場を設けていて
それは在宅勤務も可能な今、オフィスに来るのもいいよ、という提案だったり
ランダムに人と会うことがイノベーティブなことには必要で、
何かのミーティングだとか、目的なく人と会うことが大事だと考えて
至る所に「ちょっとした」仕事じゃないスペースを設けているのだそう。
儲かっているからできるのではなく、それは投資だという言葉も興味深かったです。


山本さん、本当にお忙しい中ありがとうございました!

4. ブルーボトル、リトルトーキョー、お茶について

都会のオフィスで働く戦士に別れを告げた後、向かったのは清澄白河。

サードウェーブコーヒーとして知られる「ブルーボトル・コーヒー」に行ってコーヒーを飲み、語らい(勉強です)

リトルトーキョーで美味しいランチを食べ(勉強です)

最後は表参道のお茶屋さんでお茶の出し方などを学ぶ。

…2日目もたいへん盛りだくさんな内容でございました。

 

東京ツアーを終えて。

いやー、よく歩きました。東京ツアー。
今回学んだこととしては…。

・上勝晩茶や特産の柑橘「ゆこう」は多くのファンを作れる可能性がやはり大きい。
・ 都会で生きる人々と繋がる理由の明確化。地域でじっとしているだけでは、地域内の空気や血液ともいえる人や情報、活力が活性化されない。
・身をもって知る、体験することの大切さを再確認。
-都会でなぜヘルシーなことが必要なのか。-
・ 都会だけにあらず、他の地域で暮らす人々と繋がるにはやはり上勝にくる(徳島にくる)目的をつくること。お金の価値と変換した時に、何になるか。

最後に、今回のツアーで大変お世話になった赤木夫妻、山本さん、本当にありがとうございました!!また上勝にも来てくださいませ!

以上、東京ツアー報告でございました。
今度は4月14日に東京に参ります。ぜひ皆様お越しくださいませ〜。
「トクシマを、齧る。」

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です