山で子を育てる。

上勝という山間部で暮らしていますという話をする時に、
「自然の中で子どもを育てられるって理想的だね」と言われることがあります。
しかし、実際田舎の自然の中で子どもをのびのびと育てる!というのは、
山で暮らしていてもなかなか難しいことなんです。

まず、圧倒的に子どもの数が少ない。

住んでいるエリアにもよりますが、多くの集落が点在している上勝町では、
車での送迎なしに子ども同士が一緒に遊ぶことは難しいです。

また、昔なら、外での遊び方は兄妹間で上から下へと伝えられていたり、
ガキ大将がリーダーとなり小さい子もうまく巻き込みながら、

これ以上は進むと危ないよとか、
ここはおばちゃんに見つかるとうるさいから入らないほうがいいよ(笑)とか、
子どもたち同士で伝えられていたのではないでしょうか。

子どもの数が少ないと、横のつながりがなくなるのは当然ですが、
この縦のつながりも希薄になってしまうのが大きな問題です。

そして、そもそも親が山での遊び方を知らないというのも、
大きな問題です。

特に私のような移住者は、どの山が誰の山で、
遊ばせても怒られない場所なのかわかりません。
遊び方も知らないければ、自然について教えてあげられるような知識もありません。。。

ということで、自分がまず遊び方や自然のことを勉強しようということで、
5月からこんな講座に通うことにしました。

主催者である生物多様性会議徳島のFBページにリンクしています

この講座、15回のフィールドワーク(市内からの送迎付)
にしては参加費用もリーズナブルで、
面白そうな講師陣&私の住む勝浦川流域の生態系が知れるという内容。

まだ枠があるということで申し込ませていただきましたが、
都市部で子育てする親なら喉から手が出るほど参加したい内容ではないでしょうか。

実際、徳島で子育てされている方々は自然は近くにあるからと、
偏差値的教育に力を入れがちな傾向があるように感じます。

これは他県の話ですが、以前森のようちえんを視察させていただいた時に、
そのほとんどが地元の子どもではなく、移住者の子どもが多いというお話を聞きました。

上勝でも森の幼稚園をつくるというような動きがあるようですが、
私の知る限り地元の保護者が盛り上がっているという感覚はありません。

こうしたニーズのミスマッチも、自然についての知識が伝承しにくくなっている原因かもしれません。

灯台もと暗し。
私としては、人生で大切なのは、テストで良い点がとれることよりも、
自然の中で季節の移ろいを肌で感じた経験こそ、
人生を豊かに生きるためのヒントがたくさんあると思うのですが。

ただ、そうは言ってもこうした学習機会に参加したい徳島の保護者も多いとは思いますが、実際私のような子育て世代が参加するのは、なかなか難しい。

私もまだ子どもが小さく、土日はお店の営業もあるため、
どこまで参加できるかどうか・・・という不安を抱えながらです。
こういった学習機会に、託児支援or子どもも一緒に参加していいよ
という支援があれば、とても嬉しいのになぁと思います。

と、求めれば切りがありませんが、
実際に参加してみてその内容をまたここでレポートできればなぁと思っていますので、
お楽しみに!

以上、ステマっぽくなってますが決してステマではなく、
一緒に通ってくれる方を募集するための、
逃げも隠れもしない正面突破のマーケティングでした笑

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