上勝暮らしを体験する「TRY KAMIKATSU PROGRAM」。
おーおーおー。
史上最強とか超特大といわれる巨大台風がやってきております。
皆様、どうぞお気をつけください。。。
そんな今日は少しお知らせにもなってしまいますが
上勝暮らしを体験するインターンシッププログラム
TRY KAMIKATSU PROGRAMを始めますという内容です!
TRY KAMIKATSU PROGRAMとは

専用サイト。写真は私のお気に入りの雨の日のカフェの庭の様子。
上勝の暮らしを体験するインターンシッププログラム
「TRY KAMIKATSU PROGRAM」をカフェ・ポールスター独自で始めました。
英語版が先にできてしまったので現在は英語版のみとなりますが…。
以下はなぜインターンをカフェで?というお話。
視察じゃなく、この地に暮らす人々の生活の中へ。
以前から少しずつ、インターン生のことを
このクラシカルでも書かせていただいておりました。(例えばコチラ)
カフェ・ポールスターでは今年の2月ごろから
独自のインターンシップ制度を設けることを考え始め、
そして5月末から現在までの4ヶ月ほどの間は
全く広報せずともいろいろな繋がりで(ほんと、偶然に)
インターン生を受け入れてきました。
これまでに受け入れたのは7名。
そのうち4名は海外からの参加者でした。
(カナダ、アイルランド、シンガポール、ドイツ)
インターン制度を考えるようになったのは、上勝町で暮らす私たちが感じる
「機会損失」と「人材不足」という2つの課題からです。
まず機会損失について。
年間約2,000人ほどの視察者が訪れる上勝町ですが
最近では特に海外からの視察者が多くなってきました。
みな上勝にはゼロ・ウェイストや葉っぱビジネスを学ぶべくやって来ています。
特に当店はゼロ・ウェイストを目指すカフェなので
ゼロ・ウェイストに関心の高い方にご来店いただくことが多く、
台湾やフランス、イギリス、タイなどの取材も受け入れています。
取材とは別に、個人でゼロ・ウェイストを目的として
上勝を訪れる人たちと話す中で
視察ツアーとしてではなく、上勝町で暮らす人々の
暮らし方やマインドを直に体験し、
ゼロ・ウェイストを学びたいと考えているのだと感じました。
ですが現状ではそういった「暮らしの体感」を提供しているところはありません。
先にも書いたように上勝には世界各国から人々が訪れます。
ニューヨークでジャーナリストをやっている人や
京都大学で学ぶ外国人留学生など多種多様です。
そんな人たちが、遠くからわざわざ上勝を訪れてくれているのに
一緒にゼロ・ウェイストの話をしたり、
その人のことについて聞く機会を持てていないのは
とんでもない機会の損失だと私自身は感じています。
自分たちがどこかの国や地域に赴くのではなく、いろんな人が来てくれる現状。
これは上勝町だからこその現象です。
そんな状況を放っておくのはもったいない!!
一方で、私たちはカフェの運営を続けていくために
人手不足という問題をどないかせなあかんなーと苦悩していました。
これは私たちだけでなく、町内事業所のどれもが抱える問題のように思います。
自分たちの創りたい場所を作っていくためには、
カフェの運営というベースを保つことはもちろんのこと、
いろんな人たちのアイデアや協力が必要だ、そんな風に感じていました。
上勝で暮らす中で「人」という課題をもつ私たちと
上勝に来て学びたいと思う「人」たちと。
これらの「人」を繋いで、互いの求めるものを交換することで
双方にとって良い状況を創り出すことはできないだろうか。

思いと思いの交換ができるかな…?という実験でもあります。
そんなことを考えていた時に、以前このクラシカルでも記事を書いてくれた
カナダ出身のリンダちゃんが上勝を気に入って滞在したいというので、
じゃー試しにうちでインターンとして受け入れてみよう、
とモニターで始めてみたのが今年5月末でした。
とにかく、始めてみようじゃないか!
リンダを迎えてから現在に至るまで、彼女はうちで一緒に暮らしています。
当店のインターンの場合、寝泊まりする場所と
3食の食事は基本的に無償で提供しています。
同じ屋根の下で。同じ釜の飯を食う、状態です。

結果的に、子どもが英語漬けになるという生活も実現。英語もそうだけど、幼い頃から多様性に触れて欲しいな。
インターン生にはカフェの手伝いを基本として家事や子守なども担当。
その他、例えば絵が上手な子には上勝のポストカードを描いてもらったり
フランス語や中国語が堪能な子にはお客様の対応をお願いしたり
その他、ゼロ・ウェイストに関わる情報の収集や実験等もやってもらっています。
その他、例えば農家さんで農業体験をしてみたいだったり、
ごみステーションにてごみの分別を手伝ってみたいという要望があれば
こちらが町内各所と調整して彼らが希望する内容でインターンを組み立てます。

ごみステーションにて1日分別のお手伝い。
それぞれが持つもの。
場所や時間、絵が描ける、中国語が話せるなどの能力といったものを
お金を介在させずに交換していくのです。

家族みたいな関係性が築けるかも?笑
興味がある方はぜひ一度お問い合わせください!



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