この町でやりたいこと。
山の5月は1年の中でも1位2位を争ういい季節です。
暖かい日が増え、爽やかな風が吹き、新緑はとても綺麗でなんとも気分がいい。
町内のあちこちで田植えも始まりました。
そんな山の5月を来年はみなさんにもぜひ感じてもらえたら嬉しいなぁ。

先日、徳島県は緊急事態宣言が解除になり、何か変わるのかと思いきや、特に変化はありません。
休業していたお店が少しづつ営業を開始したり、数人での集まりがすこーしづつ復活したり。
上勝町でも、以前の日常が戻ってくるのはまだまだ時間がかかりそうです。
個人的な話にはなりますが、4月から町内の会社で働くようになりました。
使われなくなった鯉のぼりや着物を利用して、リメイク商品を制作・販売したり、

上勝町内のてしごとワークショップをしたり、

農作業体験をしたり…。

町内外の人が気軽に訪れることのできる場所にしたいと思っていた矢先のコロナ騒動なので、新しい職場でも痛手です。
しかし、準備期間をたっぷり設けてもらったと思うようにしています。
職場では現在、みんなが訪れることができるようになった日のために模様替えなんかをしています。
看板を作ったり、ショップエリアのレイアウト変更をしたり、整理や掃除をしたり。
こんな時期でもやることがあるということは、ありがたいことだなと思い、日々精進しておりますが…なんせセンスがないのか苦戦しております…笑
いつか綺麗に整った状態をみなさんにもご覧いただけるように頑張ります。。。
2年間の農作業中心のフリーランスを経て、なぜ私がまたもや会社員になったのか。今日はそのお話しをしたいと思います。
上勝の“いいもの”を守り、発信していきたい。
2年前に会社員を辞めた理由は、「上勝ならではの仕事をしたいと思ったから」でした。
でも、上勝ならではの仕事ってなんだろう。
そんなことを考えていると、どんどん農作業のお手伝いの仕事が舞い込んできました。
上勝町の農業を守りたい
上勝町の主要産業の1つでもある農業は、ほとんど高齢者が担っています。
後継者がいるところも少なく、フリーランスで農業を手伝っている人も数人いますが、茶摘みをはじめ、収穫などの仕事は人手が足りていないのが実情です。
そのため、農繁期である5月あたりから12月くらいは休みがなくなるほど仕事があります。

週末だけ、この時期だけという農業の関わり方もありなんじゃないかなと思っています。
都市部で働く人たちの中には、土と触れ合ったり自然の中で作業をすることに魅力を感じる人も少なくありません。(私もその1人でした)
平日は仕事があるけど週末だけ農作業のお手伝いしたい、夏休みだけ山で過ごして山の仕事の手伝いをしたいなんて思っている人もいると思うんです。
その時期、農家さんからしたら1日でもいいから手伝って〜!という状態です。
そのマッチングをしていけたらいいなぁと思いました。
昔から残る“いいもの”を守り、伝えていきたい
そして、もう一つは上勝の手仕事や伝統として伝わってきた郷土料理などを守り、発信していきたいということ。
上勝町では昔、暮らしの中で使う道具は自分たちで作っていました。
今ではほとんどの人が作ることはしなくなりましたが、今でも作れる人が何人か町内にいます。

作れる人たちがいるうちに、たくさんの人にその素晴らしさや楽しさを知ってもらい、町内の高齢者には懐かしんでもらえたらなぁと思っています。
昔の人の知恵って本当にすごいんですよ。
自然の素材を使って、頑丈で長持ちするいいものを作れるんです。
もちろん現代の生活でも取り入れていけるようなものばかり。
また、上勝町でみんなが食べてきたものはこの町で採れるものを使った料理。
まさに地産地消ですよね。
美味しいものをみんなで作って、知って、広めていきたい。
この町で暮らしているからには、この町の“いいもの”を守り、発信していきたい。それは私がこの町に来てからずっと心に抱いているものです。
この会社でそれが叶えることができそうだなと思って、ここで働くことにしました。
まだまだどうなるかわからないけれど、また人が集まれるようになり、みんなが楽しく過ごせるような場づくりができるといいな。そう思いながら、がんばります。
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