上勝のラジオがほしい！-vol.1 妄想編-

今朝は大雨が降っていて、寒くて厚手のスカートとパーカーを
押入れからごそごそ出す所から始まりました、東です。

さっきまで上勝で藍染体験をしていました。

合同会社すぎとやま さんの藍染WSに参加。勉強になりました！！

日常使うものを藍染して再生させ、より寿命を長くする。
これはゼロ・ウェイストな暮らしをしようと思った時に「リペア（修復する、修繕する）」という部類に属すると思うのですが、町内でこれができるようになると本当に良いな、と思いました。

私は今日、息子のミートソースがついたTシャツやカフェの布巾など、色がついたり少し破れてしまって「そろそろ買い換えないとかな？」と思っていたのですが、藍染をすると新しいもののように生まれ変わる。すばらしい技術です。今後も「リペア」できるお店や体験が増えていくと嬉しいな。

上勝のラジオ番組が欲しいです！

さて、本題です。
今日は去年の末くらいからずっと考えているラジオについて。

きっかけは「フードロス」でした。
上勝町内の余剰作物をどうにかして救済できないか。

例えば夏になるときゅうりや茄子がたくさんできます。

Aさん：「きゅうりも茄子も、漬物にも酢の物にもして食べたけど全部食べきれない。
他の人も家で作ってるからいらないよなぁ…。もったいないなぁ…。」
Bさん：「夏野菜食べたいな。きゅうりとか茄子とか。よし、今晩スーパーで買ってこよう。」

上記のAさんのような人たち（主に農家さん）と親しい仲であれば、すぐに電話がかかってきて「茄子いらんで？」となって救済されるのですが、AとBは繋がっていないこと、繋がるきっかけがないことも多々あります。どうやったらこの両者を繋げて、野菜などを救えるだろうと考えていた時に「情報」がキーワードだということに行き着きました。

AとBの間で情報が交換されれば、それぞれの希望を叶えられるかもしれない。
でもどうやって…？　みなが使うごみステーションにある掲示板やSNSなどで呼びかけるのも一つの手。でも使わない人も多い。
月に一度「広報かみかつ」という広報誌も配られているけれど、月に一度のタイミングだから、気づいた時には情報が古くなっているかもしれない…。

そんなことをウニウニ考えていた時、別件でオランダから上勝町に過疎地での人の輸送についてリサーチしたいと来たクロアチア人の女の子がいました。今後世界的にも地方都市の過疎化が進むなか、そこで暮らす人々のトランスポーテーションを研究していて、その子と話をしている中でも「情報」という話が出ました。こちらも、誰がどこに今いて、移動できなくて困っているという情報がわかれば、近くにいる人が「帰り道だから一緒に行こうか？」となって、よりスムーズに町内もしくは町外から上勝までの移動が可能になるかもしれない。

すでに「Uber」などが海外では当たり前のように導入されていたりしますが、過疎地ではまだまだ難しい状況。可能だったとしても、アプリが必要だったりするとこれも高齢者にはハードルが高いかもしれない…

主に高齢者に向けていかに情報を提供・共有・収集できるかというのが課題でした。

防災の観点からも、ラジオがほしい。

そして高齢者がよく使うのはなんだろう？と考え、農作業時も聞きながら作業できることから使っている人の多い「ラジオ」が出てきました。
ラジオ、私も作業中に手を止めなくていいので聞いています。
うん、ラジオ、いいかも。

上勝町の内容を届けられるラジオができれば…

・フードロスが削減できるかもしれない。
・「今、横瀬西で○○さんがバスを待っているそうです。近くにいる方いませんか？」と人の移動をサポート。
・新しく上勝町に引っ越してきた人の紹介や、上勝を訪れている「面白い人」を紹介できる。
・いらないもの、ほしいものの情報を交換して、食品だけでなく物の寿命を伸ばす「電波版くるくるショップ（無料のリユースショップ）」
・台風情報や、役場からの最新情報を伝え、災害に備える
・若い人と高齢者が話す「ネタ」を提供できる（かもしれない）

など、また勝手に妄想が膨らんでいます。

そんなことをお話すると、ラジオ研究をされている方をご紹介いただくことができました。今後、ご協力いただきながら、とりあえずやってみたいな、と思っています。

電波の問題やパーソナリティ、番組の企画や情報を正確に集めることなど、課題もありそうですが、防災の観点からも、ラジオを今から運営しておくことは、不安な時、何が突如として起こった際に、情報を伝えることでその不安を拭えたり、町民の方を守ることに繋がるかもしれません。それだけでなく、リラックスして聞けたり、聞いてて楽しくなったり落ち込んでいた時に気持ちが楽になるような存在の情報提供ができると、最高ですね。

昨晩のラジオ会議の様子。みなさま、お力貸してください！

夢はでっかく！笑
また近況、ご報告します！