10年という時を経て。

本日もやってまいりました、上勝クラシカルのお時間です。
先週の日曜日は上勝町長選オンライン座談会をYoutubeにて生配信させていただきました。
たくさんの方にご覧いただき、町内でも「見たよ!」とお声がけいただいております。
嬉しい限りです。
まだご覧いただいていない方は、Youtubeの上勝クラシカル公式チャンネルにて配信中ですので、ぜひご覧ください。

 

さて、本日は3月12日。
昨日はみなさんもテレビやラジオ、新聞など様々な場所で目にしたと思いますが東日本大震災から10年が経ちました。
毎年この時期に私Yukiがクラシカルの担当になるのは偶然なのか、必然なのか。
上勝クラシカルにて東日本大震災の記事を書くのも今回で3回目になりました。

昨日はちょうど仕事が休みということもあり、14:46には東北へ想いを寄せて黙祷させていただきました。
今回は10年という節目だったので、多くのメディアで取り上げられ、忘れかけていた人も地震のことやあの津波の様子、原発の事故を思い出すきっかけになったのではないでしょうか。
10年という時間は思い返すとたくさんの出来事があって、時間が経っているなぁと思いますが、震災のことはいつまで経ってもついこの間の出来事のような気がします。

10年という時間を経て、私が今思うことは東北へ行けていないことの歯がゆさ、そして今の自分にできることはなにかということです。
5年半前に東京から徳島へ移住して、距離的に遠くなってしまったこと、日々の生活でいっぱいいっぱいになってしまっていたことでなかなか東北に行くことができず、それに加えてコロナの影響で県外へ動くことができなくなってしまいました。
これは全て言い訳でしかありませんが、コロナが落ち着いたら絶対に東北へ行きます。
私が離れてしまったこの間にも東北は前を向き、復興に向けて歩み続けています。その様子を絶対に自分の目で見て感じたいと思っています。

そして、今の自分にできること。
それは、この上勝クラシカルがローカルメディアとしての役割を担いつつある今、上勝のことを発信し続けること。
これは震災とは関係ありませんが、元々写真を勉強したのも、写真を通して多くの人に伝えたいという想いがあったからです。写真や文章は記録にもなるし、メッセージにもなる。
私はこの取り組みを通して、大好きな上勝町の今を残していきたいし、伝えていきたい。
今の自分にできることはこれかなと思っています。
そう思えるようになったのも震災がきっかけでした。

震災を経て感じたことや考えたことはこれからも自分の芯として大切に守っていきたいと思います。
今の自分があるのは、東北との出会いがあったからです。
いつまでも大切な場所です。ありがとう。

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