日々のありがたみを感じて。
やっと少し暖かい日が増え、ようやく春がやってきたかと思えば、昨日は雨で少し寒くなりました。三寒四温とはまさにこのことなんでしょう。
でも、春です、春です、やっと春がやってきました。
昨年から今年にかけての冬はいつもより長く感じました。
いつもより雪もよく降ったし、気温も低かった。その分春の訪れを嬉しく感じます。
春は花粉症の季節でもありますが、やっぱりいろいろなものが動き出す季節で好きです。
草花も色づき始めると、グレーだった世界が一気にカラーになります。その変化も好きです。見ているだけで幸せ気分になります。
都会でももちろんその変化は感じられますが、山に住んでいるとより強く感じられるのでそこがまたこの町の良いところだと思います。
さて、先日は大きな地震でびっくりしましたね。
びっくりしたと言っても徳島県は全く揺れていないですが…。夜寝る前にテレビを見ていたら突然の地震です!のアナウンサーの声と携帯に来る地震速報の通知とで一瞬あたふたしました。一気に11年前が思い返されました。
テレビでインタビューを受けていた現地の人が「ここの地域は地震の巣なんだろうか」と言っていて同じような場所で同じような時期に大きな地震が来るなんて。と思いました。
先日の地震の震源地がもう少し浅い場所で、マグニチュードが大きかったら2011年の東日本大震災のような津波が訪れていたかもしれないという話を聞いたときにはゾッとしました。

少し過ぎてしまいましたが、3月11日で東日本大震災から11年が経ちました。
早いような長かったような。振り返るとついこの間のような気がしますが、今日までのことを1つ1つ辿ってみるとやはりそれくらいの年月は経ったんだなと思います。
当日は様々なメディアが11年前のことを振り返っていて、東北の光景が流れるたびに懐かしいようなちょっと寂しいような、でも少し温かい気持ちになるような不思議な感覚に陥りました。
昨年は気仙沼の友人から連絡をいただき、石巻の方たちが上勝町を訪れるとのことで短い時間でしたが少しだけ案内もさせていただきました。
こうやって繋がっていく縁が本当にうれしく、素敵なことだと改めて実感しました。
毎日ニュースを見るようにしていますが、最近は新型コロナの話題か、ウクライナの戦争の話で持ち切りです。遠い世界の話かもしれませんが、同じ今を生きている人たちの話でもあります。
上勝町に住んでいる私は毎日平和に暮らしています。それでいいのだろうかと昔の私は思ったかもしれません。
でも、今では平和で幸せに暮らすことができる毎日をありがたく思い、1日1日を大切に生きていこうと思えるようになりました。
ニュースを見て思うことは人それぞれだし、行動も人それぞれです。でも、その人の中でそれが最善だと思うのであれば何も間違いはないと思います。

毎年そう思わせてくれる3月11日にありがとう。



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