暮らしたいのに暮らせない。
ゴールデンウィークもそろそろ終わりを迎えようとしている金曜日。
みなさん、ゴールデンウィークは遊び倒しましたか?
今年は久しぶりに行動制限のないゴールデンウィークと報道されていた通り、遠方へお出かけされた方も多いのではないでしょうか。
そしてそして、先週配信開始された上勝情報ラジオ「いんぐり、ちんぐり」Vol.9はお聴きいただけましたか?
まだ聴いてない!という方はぜひ、聴いてみてください。癒されます。笑
これを10年後とかに聞いたら笑えるんだろうなぁ~という感じです。
すっかり新緑の美しい上勝町。連休中は天候にも恵まれ、たくさんのお客さんが上勝町を訪れていたようです。
今日はゴールデンウィークとはなーんの関係もないお話しです。
住みたいのに住めないもどかしさについて。そして、その勿体なさについて。です。
クラシカルでも度々「住居」についての記事に触れていますが、現在上勝町は住む場所が足りていません。(前からずっと聞いている気がする)
上勝町役場でも新たに住宅の建設をしてくれていますが、そう簡単にできるわけでもないのでまだまだ完成までには時間がかかりそうです。
そんな状態なのにありがたいことに上勝町へ移住したいという方が結構多くいらっしゃって…移住したいのに家がないから移住できない。そんな状況に陥っています。最近町内の子たちと話すとよくこの話題になります。
非常にもったいないですよね。
日本全国の市区町村ではこういう場合にどう対処しているんだろう。ふとそんなことを思ってネットを見ていると、以前クラシカルに寄稿してくれた甲斐かおりさんの記事が目に留まりました。
6年間で約200人が移住。「すぐ住める家がある」ことで移住者が増えるまち、高知県梼原町の試みとは? (smout.jp)
私が東京から移住してきたときは当時お世話になっていた会社の社長の家に居候をさせてもらっていました。大きな家だったので部屋もいくつかあって他人同士でも十分暮らすことができましたが、従業員と社長が四六時中一緒というのも少し疲れてきて、町内の住宅に移りました。
その時は住宅に空きもあったし、あまり苦労することなくすぐに移ることが出来ました。
しかし今の町内の状況を見ると、町内の人どころか町外から移住したい人すら住む家がないという状況です。(住宅の状況もタイミングによってかなり変わります)
まぁ良く言えば、それだけこの町に多くの人が住んでいるということなんですけどね…。
家 | 上勝パラダイス宣言「カミパラ!」| 徳島県上勝町移住ポータルサイト (kamipara.jp)
このURLは上勝町の移住希望者向けのポータルサイトです。
ご覧いただければわかりますが、町営住宅もまぁまぁ数はあるんですけどね…。
先ほどの甲斐さんの記事を読んで、空き家を改修してモデルハウスにするという方法は思いつくようで上勝町では意外とやっていないんじゃないかなと思いました。

ありがたいことに私は空き家をタイミングよく借りることができ、改修して住んでいます。
初めての一軒家大改修 | Kamikatsu Classical (rdnd-kamikatsu.com)
上勝町も空き家はたくさんありますが、貸してくれる家は多くありません。たしかに実際どんなふうになるのかということを家主さんが知ることが出来れば意識は変わるかもしれません。
でもその改修内容に家主さんは口出しが出来ないという部分は不安がある人も多くいるだろうなと思いました。
ご自身が大切に住んだ家や、家主さんのおじいさんやおばあさんの思い出が残る家を貸すとなると改修するならこの部分は残してほしいとか、ここは触らないでほしいという希望があるはずです。
その要望を全部汲み取っていてはなかなか改修が出来ないという可能性もありますが、その辺はもう少し家主さんに寄り添ってあげてもいいのではと思いました。
空き家を貸したくない、売りたくないという家主さんの気持ちもとてもよくわかります。
でもこれから先、この町を守っていくためには空き家の利活用がどれだけ重要になるかをもっと理解していただき、家主さんも気持ちよく貸すことができるような仕組みが出来たらいいですよねーというつぶやきでした。
ではみなさん良い週末を。



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