東南アジアと上勝町は似ているかもしれない。

山にこもって生活していると、時々都会の暮らしや海外のことを思い出します。
過去の写真や動画を見ては、こんなこともあったなぁ〜。あんなところにも行ったなぁ〜。なんて。
その思い出に入り込みすぎると、山の生活が夢なんじゃないかと思うことすらあるんですけどね。

そんなわけで今回は、上勝に住むきっかけとなったアジア旅行のお話し〜。
写真と一緒に気軽にご覧ください。

2014年の3月から9月までの半年間、私は学校のプログラムでアジア10カ国を回っていました。

1.台湾

2.ベトナム

3.カンボジア

4.タイ

5.シンガポール

6.マレーシア

7.インド

8.ネパール

9.中国

11.韓国。(写真がありませんでした…)

どの国もそれぞれの個性があり、とても面白かったです。
中でもインドでは、普段の旅行ではなかなか行けないような北インド、ラダックという場所に訪れてホームステイをしたりと地元の人と関わり、濃い体験をしました。


天国に一番近いと言われている湖がある場所。標高4100mくらい。

前後にリュックを背負って、まるでバックパッカーのような格好でアジアを旅して日本に帰ってきた時、浦島太郎現象…とまではいきませんが違和感を感じました。
つい昨日まで道行く人と挨拶をしたり、見たこともない食べ物に果敢に挑んでみたり。そんな生活を半年間続けてきて、日本に帰ってきてホッとしたのは間違いないのですが、何か変な感じ…。なんだろうこの感じ…。

そうだ、他人とのコミュニケーションがないんだ。
東京で過ごしていると他人と目を合わせることもまずない。
自分の目的地へとまっすぐに進むだけ。
声をかけるなんて道に迷った時か何かに困った時くらい。その声すら聞いてもらえないことだってあります。
この半年間、用がなくたって声をかけてみたり、他人と挨拶したり、そんなことが当たり前になっていた私は、この東京の生活に寂しさを感じました。

でも、私が今まで行った日本の田舎はどこか東南アジアの雰囲気に似ている部分もあったなぁ。と満員電車に揺られながら考えていました。
東京は私にとっては忙しすぎるのかもしれない。
別に働くのはどこだってできる。一回東京を出てみるのもいいかもしれない。
そんな時、知人がFacebookで人材募集の投稿をしていました。
それが上勝町だったのです。
今思えばタイミングはばっちり。
もしかしたらそのタイミングで違う田舎の場所だったら私は今頃上勝町にはいなかったかもしれませんが。

正直、上勝町が葉っぱビジネス いろどりで有名だとか、ゼロ・ウェイスト宣言をしている町だとかそんなことは全く知りませんでした。
四国にある徳島県の山奥の町。その認識のみ。
まぁ知っている人がいるからなんとかなるだろう。
もし嫌だったら帰って来ればいいし。それぐらいのノリでした。

気づけば上勝町に移住して4年目。
まだ4年目ですが、今の所離れる予定もないし離れたいという気持ちもない。
私が自分の生活に求めていた人との交流。
上勝町でそれが叶っているというのが何よりも私がここに残りたいと思う一番の理由だと思います。
これから先はどうなるかはわかりません。
もしかしたら明日には嫌になって出て行く!って言ってるかもしれないし、新たに住んでみたい場所を見つけるかもしれません。
それでもまだもうちょっとここにいたいな。今はそう思います。

アジアでの体験や知人、友人いろんな線が繋がって私を上勝町に連れてきてくれました。
どんな人間関係もどんな体験もいつ、どのように繋がるかわかりません。
世の中って面白いもんですねぇ〜。

ちなみに私が半年間アジアを周っていた様子をブログであげています。
もしご興味ある方はご覧ください。

ぽんさんぽ(アジア10カ国の写真の旅)

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です