恋せよ、乙女。
2月は逃げるとはよく言ったものです。
気がつけば2月も残り1週間。
世間では毎日新型ウイルスの話や不倫の話、今年は暖冬だとか。こんな話題もきっと時間が過ぎると同時になかったかのようにみんなから忘れられていくんだろうな。
そんなことを思いながら、今回のクラシカルの記事を書かせていただきます。
今回のクラシカルは、出だしの話とは全く関係ありませんが、少し前に町外からのお客さんに質問されたことについて書こうと思います。
その質問は「上勝町内の恋愛事情ってどんな感じなんですか?」というもの。
恋愛 ♡
今回は、クラシカル史上初の恋愛話です。
私が恋愛の話をするのもなんだかおかしな感じですが、町内の恋愛事情について面白く、でも真面目にお伝えできたらと思います。
まず、以前からお伝えしているように上勝町は人口約1,500人で高齢化率約52%の四国で一番小さな町です。町内の半分以上は65歳以上のおじいちゃん、おばあちゃん。
そんな町で果たして恋愛はできるのか?
できるとしたらどんな恋愛があるのか?
どんな出会いがあるのか?

こんな山奥に恋愛なんてあるのか…?
簡潔に言うと恋愛はできます。
そして、私から見るとむしろ恋愛している人の方が多いと思います。
もちろん町外の方とお付き合いをする方もいますし、町内で付き合って結婚なんてことも意外と多いです。
上勝町内は人が少ないためか、町内での集まりが多くあります。(何かの会議や勉強会、講演会、お祭りにイベントなどなど)
私が東京に住んでいるときは、知らない人との集まりはほぼなかったです。
規模にもよるとは思いますが、東京での講演会だったらその場の人と話すことはあまりないし、話したとしてもその場限りだったり、ただSNS上でつながって終わり。なんてことが多かったと思います。
上勝町での集まりは、知らない人がいるのももちろん、その場で知り合った人とはまた町内の別の場所で会ったり、その集まりをきっかけに意外と親しくなるなんてことも多くあります。
なんせ人が少なく、町が小さいので1人1人の距離が近いんです。(良くも悪くも)
また、様々なイベントが町内のいろんな場所で開催されるので町外から来た人とイベントで知り合って仲良くなったり、友達の友達はもう友達みたいなフレンドリーさがあります。(これは田舎特有なんでしょうか?)

町内の音楽イベントの様子。町外からもたくさんの方が来るので1つの出会いの場ではあるかも?
そして、私が移住してきたときに驚いたことの1つでもあるのですが、意外と若者が多い。
私が移住してきたのは5年前。その頃はまだ20代でしたが、同世代の人がたくさんいてびっくりしました。
若者の大半は移住者ですが、移住してきた者同士が上勝町でお付き合いすることになったり、移住者と地元の若い人が上勝町でそのまま結婚して住んだり。

同世代で集まって飲み会をしたり。
といったように上勝町内でも他と変わらず恋愛は多いのです。
そして、これを読んでくれている人でも地方に移住してみようかな、上勝町に移住してみようかななんて思っている人もいるかもしれませんが、ご安心ください。
ちゃんと恋愛はできます。
ただ、恋愛をするにあたって都会と違う部分がいくつかあります。
- 家族に会うのが早い
お付き合いした人の家族に会うのって都会だと、結婚する前のご挨拶とか、どっちかが実家暮らしで遊びに行ったときに会うとか割とお付き合いし出してから時間が経ってからだと思うのですが、上勝町だと思わぬ瞬間に家族に会うことがあります。
先ほどもあげた、町内での集まりに何気なく話していたら実は〇〇さんの親御さんでした。なんてことはしょっちゅう。
心の準備はできませんね。
- 付き合っていることを隠すことはできない
町内の噂って本当に光の速さくらい(ちょっと大袈裟かな)早いんですよ。
付き合いだしてすぐ、まだ仲の良い友人くらいにしか報告していないから…と思ってもあっという間に町内中の人たちが知っています。
自分の知らないところで勝手に広まっていくのが怖いところですね。
- 付き合ったばかりで結婚の話になる
当人たちはそんなつもりはなくても周りはすぐに結婚の話へと進んでいきます。
町内に人が増える。結婚して子どももできたら賑やかになって嬉しいという気持ちからなのでしょうが…。
とまぁ、他にもあると思いますが都会ではなかなか考えられないことが起こります。しかも自分たちの意思とは関係なく。
私はそれを面白可笑しく捉えられるので、問題ないですが、嫌な人にとっては窮屈だなと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でもやっぱりどこへ行っても誰かが恋愛をしたり、結婚したり幸せな話はみんなが嬉しくなるもので、上勝町でも恋愛話は他の話より興味を持つ人が多いようです。
人数の少ない町だからこそ、町に住んでくれる人が増えたり、家族が増えたら自分のことのように喜んでくれます。
私も早くみんなに喜んでもらえるようにがんばらなくては、とは思うんですけどねぇ…。



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