上勝らしさとは。
定期的にやってくる文章書けない症候群。
次の記事は何を書こう。と何日も前から考え、最近なんかあったっけ?といろいろと思いを巡らせてみるのですが、思い浮かばない。
この現象が定期的にやってきます。
そんな時は大抵、最近思うもやもやについて。になります。
今回ももやもやについて。

上勝らしさとは。
先日、この上勝クラシカルのライターでもある東輝実ちゃんとふと、「上勝らしさって何?上勝らしい暮らしって何?」という話になりました。
それ以来、私の頭の中では常にそれが思い浮かんでいます。
きっと模範的回答は「自然の中で自然と共に暮らすこと」なんだと思います。
上勝だけでなく、多くの山間地域では昔から自然のものを利用した暮らしをしてきました。木を切り燃料にして、米や野菜を自分たちで育て、山の山菜や実を収穫し、道具は自然のものを利用して作る。
上勝町にもそういう生活をしている人がいます。
“いい暮らし”だと思います。物を本当に丁寧に大事に大事に自分で直しながら使ったり、自分の体に入るものは添加物などが入っていない本当に自然の中で採れるものだけ。
こういう生活に憧れをもち、目指すべき暮らしの姿とする人も多いと思います。

”いい暮らし”代表。かまどのある暮らし。
でも、私はそういう生活をしたいわけでもなく、普通にスーパーやコンビニで買い物だってするし、添加物にまみれた物を食べることだってある。
それでいいと思っているし、上勝にはどちらかといえばそういう生活をしている人の方が多いと思う。
2年前から一軒家で暮らし始めて、もっと丁寧な生活ができるかなと期待もしたけれど、現実は毎日朝から晩まで仕事をしていたら家のことをする時間なんて微塵もなく、1人で家を守りながら暮らしていくことの大変さをしみじみと感じている。
結果、家の中は荒れ放題。家の外も荒れ放題。余裕なんてゼロ。
これでいいとは思っていないので、今年の目標はもう少しマシな生活をすることにしたい。
私の暮らしの動力。
上勝町に移住して6年目。
どこかへまた移住しようと思えばいつでもできる。
それでも私がこの町に住み続けるのは、この町の人たちが好きだから。(多分前にも書いたと思う)
私が移住してすぐの頃、上勝町の人たちは本当にとってもあたたかく受け入れてくれ、来たばかりのよそ者の私をすごく気にかけてくれた。
でもその反面、“移住者は”というくくりで厳しいことを言われることもあった。
私はみんなが優しくしてくれたその気持ちを踏みにじりたくないのと、“移住者は”というくくりで判断された悔しさとで、目一杯仕事をした。
この町に関わる仕事ならなんでもするという勢いで仕事をした。
この町の人たちに認めてもらいたい。みんなに喜んでもらいたい。
散々働いて気づいたことは、私は人のためにしか働けない。自分がいくら犠牲になろうと、自分に不利なことであろうと、それが誰かのためになるのならいくらでも働ける。私の動力なんだ。

この人たちがいつまでも笑って暮らせるようにお手伝いしたいのです。
と、ここまで書いて脱線しそうなので話を戻します。
「上勝らしさとは?上勝らしい暮らしとは?」
私は先に挙げた「自然の中で自然と共に暮らす」だけでなく、「この町やこの町の人たちのためになることをしながら暮らすこと」も“上勝らしい暮らし”なのではないかと思う。
縁もゆかりもないこの町のことを大切に思い、この町を守っていきたい、この町の人たちの助けになりたい。
そう思うこともまた、“上勝での暮らし”であると思っている。というか、言い聞かせてる。こう思わせてくれたこの町には本当に感謝している。
まぁそんな難しいことは考えずに、日々ここでの生活を楽しみながら過ごせたらもうそれでいいと思います。
でもたまにこんな真面目なことも考えてみるのもいいかな。
今日は私のつぶやきをお送りしました。
では、また次回の上勝クラシカルをお楽しみに〜。



コメントを残す