【寄稿】明けましておめでとうございます！-リストランテ・ペルトナーレ　表原 平-

こんにちは、ペルトナーレの表原です。
新年一発目のクラシカルを書かせていただけるなんてなんたる光栄でしょう。
皆様はどんな年末年始を過ごされたでしょうか。
私は上勝で年越しRIZINで格闘技を見て気付いたら2022年、慌てて準備をし夜中に上勝を出発。愛媛県境くらいで初日の出を見て寝起きの娘に会いに行きました。

ああ、寝ないで来てよかった。今年も良い年にせねば。と思ったのでありました。
その後三ヶ日を愛媛で過ごし、朝イチで後にする事に。そのまま自分の実家に寄り二人目の顔見せも兼ねて母方の里に向かいます。

(芽衣ちゃんです。よろしくお願いします)

元気な祖母の顔を見て従兄弟や本家への挨拶をすまし、じいちゃんに手を合わせて上勝に帰って来た次第です。心配していた魚卵と酒の無敵コンボによる通風発作も起きず、なんとかステロイドのお世話にならない年末年始を過ごすことが出来ました。

痛風に関しては年末に放送された上勝情報ラジオ「いんぐり ちんぐり」の第7回でも注意喚起していますので、ぜひともご視聴ください。

2022年という年。

さて、今年2022年は私にとって大切な一年になりそうです。(去年も同じことを言った気がする)新しいお店の準備や今のお店の事、色々しなければならない事が沢山あります。移転ｽﾙｽﾙおじさんとして2年ほど過ごしましたがコロナ禍の空白を埋めるべく頑張らないといけません。

この仕事の空白(でもないけど)の2年は自分に取っては凄く大切な時間でした。
何が大切で、自分は何がしたいのか。
多額のお金を借り入れてまでやりたい事がそれなのか。
せっかく8年も続けたお店を離れ、1から作り上げるものがそれを超える素晴らしい物なのか。またその価値があるのかなど。色々と考える期間だったように思います。

一時はモチベーションが地に落ち「もうええか〜」ってなった時期がありました。
借り入れ額に怖くなり今ならまだ引き返せるんじゃないか？なんて、らしくない事を考えたりもしました。

実際やらない方がマイナスにはならない訳で間違った判断では無いのですが、同時に僕は「それでもやりたい理由」を探しました。
なので「やらない理由」と「やりたい理由」を戦わせた結果、やはりやりたい。になったのでその時間はなかなか有意義だったと思っています。

何を大切にするか、は人それぞれだと思います。
上勝町に住んでいると色々な事が有りますが自分が何を道標にするのかは自分にしか分かりません。

「自分の事は自分で決める」は誰にも邪魔出来ない「自分の事ぐらい自分で決めさせろ」であり「自分の事は唯一自分にしか決められない聖域」なのです。

補助金を引っ張るのが上手な他人を羨ましく思う事もあるし、あまりマチの恩恵を受けられないと何で自分はこんな目に遭わなきゃいけないんだなんて思ったりもしました。
人間は悩みの中にいると、たまに深い闇が覗いてしまう生き物です。
口から出る言葉が強くなったり知らぬ間に誰かを傷付けたり。それも自分。自分の闇を受け入れて前に進む事が出来れば、それでも自分がここにいて良い理由になるんだと思います。

みなさんの2022年が良い年になりますように。

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表原平（Tira Omotehara）　twitter 
1989年7月に徳島県徳島市(厳密には小松島の日赤病院)に生まれ。小中高と野球漬けの日々。21歳の時に料理人を志し、上京。東京で数店舗、その後淡路島野島スコーラを経て、2014年の12月に上勝町でペルトナーレをオープン。[/su_column][/su_row]

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ペルトナーレ(pertornare）　 Instagram
所在地／徳島県勝浦郡上勝町福原字平間62番地