【お知らせ】クラシカルのスタイルが、変わります。
グッドイブニング。
先週はゆきちゃんが「綴ること」について書いてくれました。
綴る。重ねて、繋げていくこと。
重大発表というのは、上勝クラシカルの今後についてです。
2022年10月より、更新頻度を1ヶ月に一度に変更させていただくこととなりました。
何のために書いているのか。
「上勝クラシカル」は2018年12月に始まり、今年で4年が経とうとしています。
当たり前のようで、地味に難しいと思うんですけど、一緒に始めたことを、それぞれが大切に思いながら持ち続けていくって、そこに自分なりの目的がないと続かないものです。特に、収益が上がる物でなければ尚更のこと。なぜ書くのか、続けるのか。それを改めて考えた時、そもそも上勝クラシカルというwebマガジンはなぜ始まったのかを見直してみました。

上勝クラシカルは、上勝町の記録と発信を目的に作りました。先日、メンバーである3名で会議をした時に、最近の課題として、ゆきちゃんの記事にもあった通り、ネタを探すのが難しくなったことやマンネリ化した部分があることが挙げられました。それと同時に、個人的に面白いなーと思ったのが、このクラシカルの目的が、誰かに知らせたいとか、上勝を知ってほしい、といった他者に向けて書いている要素が強いわけじゃないということ。自分たちの発信が、誰かに「情報」として有益になることもあれば、読んでてオモロー!と思ってもらえることもあるかもしれません。しかしながら、一番は自分たちがまず「残すこと」を重要としていて、ネタがなければないなりに書いたり、寄稿をお願いしたり、いろんな形で続けてきました。そこに自分たちとしての面白みと意義があって、続いてきました。
もちろん、読んでいただいている方は、めちゃくちゃサンキューベリーマッチなわけですし、感謝感謝感謝です。が、私たちが書いているのは、誰かに響かせようとしてではなく、2022年現在で上勝町で生きる3人が、悩んだり楽しんだりすることを、日記のようにアーカイブしていく。その民族史といいますか、たわいもない暮らしの綴りな訳で、これは誰かに求められてやっているわけではありません。

2年前の写真。どこか皆今より幼さがある気がする。
と言いつつも、上勝町で起きる行事や変化を書いてきていて、発信しやすいネタはありました。コロナ以降はそういった「集い」も少なくなったことから、少し目的を見失ったところもあり、それを踏まえて、今後続けていくか否かについても、3人で話し合いました。大人として、個人として、親として、友人として…。暮らしも変わるし、価値観も変わる。それぞれの立場も変わっていく。4年前の自分と今の自分は、全く別の人間だと言っていいかもしれません。だから書き方も、在り方も、必要に応じて変えていっていいのでは、という話になりました。終わりにしよう、とならなかったのも、面白いなーと思うのです。負担であれば、やめればいい。そうじゃなく、上勝弁で言うところの「しわしわいかんか(ゆっくり行こうよ)」の言葉がピッタリなように、改めてスタートした感じです。

この町の風景が今後、どれほど変わっていくのか。
「1,500人程度のまち」と表現していた町は、今1,441人に減りました。町内で最近衝撃が走っているのは、隣町で長く続いていたスーパーと文房具屋さんが閉業する、ということです。上勝町民の多くが利用していたであろうお店。個人的には、幼い頃から通っていて「絶対」と言って疑わないほどに、無くなることの想像がつかなかったものが、次々に姿を消していっています。場所も人も物も…。この先、この町で生きていけるのだろうか。不安な気持ちはきっと誰もが持っています。
そうやって、変化していく町。特に上勝町のような少子高齢化の町で感じる変化は、ネガティブなものが多いのも現状です。だからこそ、何を考えてどう生活しているのか、丁寧に書いておいても良いのかもしれません。だって今を生きる私たちは、今しか感じられないことがあるはずなのさ!
クラシカルとラジオ、今後ともよろしくお願い致します!
というわけで、少し歩みを緩めますが、私たちは続けていきます。
■webマガジン「上勝クラシカル」
2022年10月1日より1ヶ月に一度、毎月第4金曜の更新に変更。
■上勝情報ラジオ「いんぐり ちんぐり」
これまで通り2ヶ月に一度の配信。偶数月の第4金曜日配信。
YouTubeやPodcast、Spotifyなどで聴けます。
今後はYouTubeも動画でアップしていきたい!という気持ちはあります。
動きがあった方が良い、というご意見も多いので…。
1ヶ月に一度を「リズミカル」だと言わないかもしれませんが、今のリズムはスローテンポ。そういうリズムの時期なのです。そんな私たちのリズムに合わせて、とお願いするのは恐縮なので、もしそのテンポが心地よければ、クラシカルを読んでみたり、ラジオで「プププ」と笑ってみてください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
上勝クラシカルメンバー
松本卓也・美馬由紀、東輝実



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