上勝の冬、始まっています
移住をする前は四国って暖かいイメージだったのですが、
上勝にきてその寒さにびっくり。
雪がつもるようなことはめったにありませんが、
水道が凍ったり家の中でも吐く息が白かったり。
今年は去年に比べるとそこまでではありますが、
それでも寒い日が多くなってきました。
冬でもお天気が良いとこんな気持ちいい景色が見えます
そんな冬の厳しさを一層感じさせてくれるのが、
この時期お店からお客様の足が劇的に遠のくことです。
実際雪がつもり車も運転できなくなるようなことは、
年に2回あるかどうかくらいですが、
冬は上勝は雪で閉ざされているというようなイメージを、
徳島県出身の方でも持つ方が少なくないようです。
去年の写真(ゆきちゃん提供)。今年はまだ水道も凍ることがないくらい暖かい
売上は上がらないし、でも寒いから暖房器具等はフル稼働で、
光熱費は他の月よりも高いという二重の苦しさが、、、
そんな冬の飲食店をどう乗り切っていくか、
いわゆる田舎で飲食店を経営する人にとっては悩みのタネですが、
最近では割り切って来ない時期は来ない時期で
長期休みにしてしまうところも珍しくなくなってきました。
「上勝クラシカル」ゲストライターとして記事を投稿してくれている
表原シェフのペルトナーレもそのひとつ。
1月、2月中は週末だけの営業に思い切ってかじを切りました。
仲間内では冗談で「もう1年分稼いだから休むらしい」と言っていますが(笑)、
鳥を育てたり、
[blogcard url=”http://rdnd-kamikatsu.com/webmaga/2019/01/18/chickenismadefrombird/”]
料理について掘り下げて考えるNOTEを始めてみたり、
[blogcard url=”https://note.mu/omotechef”]
平日お店は休みでも、忙しそうにしています。
しかし、こんなことをしていると、どこからともなく、
「お店はそんな簡単に休んじゃだめだ!」
というお叱りの声が聞こえてきそうです。
昨今の働き方改革などでも、
飲食を含むサービス業の働き方をどう改善するのか、
というのは最大の課題となっていますが、
その原因は日本人、社会が求めるサービスレベルが世界的に
見ても高いという問題と同時に、
飲食業界間での「飲食とはこうあるべきだ」という慣習、
古い体質が根強く残っていることにあるとも思います。
でも冷静に考えればわかることですが、
最終的に答えを問うべきは同業者ではなく、お客様です。
私の場合は1年間休まずに営業しているということよりも、
冬の間は休んでまたいろんな知識や刺激を受けたシェフの料理が
食べられる方がレストランとしての価値もあがると感じるのですが、
これは真剣な修行経験もないなんちゃって飲食経営者の楽観的すぎる考えでしょうか。
さてさて、ではポールスターもお休みをいただこうかな・・・と
なまけものの私としてはいきたいところですが、
そこは働き者の店長。
なんにもない冬の上勝だからこそ、ポールスターがあいていることに意味がある!と、
冬の期間も元気に営業しております。
(2月は一週間ほどお休みを頂きますが)
いちごのタルト始めました(結局宣伝)
どんな時に来てくださるお客様への感謝の気持ちは同じであるべきですが、
とはいえ冬場に来てくださるのは三割増しくらいで喜びますので、
皆様のお越しをお待ちしております。
暖かい薪ストーブにあたりながら、
山のカフェで読書なんてどうですか。




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