上勝人がすすめる食べ物シリーズ。-もち麦編-

みなさんは
「三里四方のものを食べろ」という言葉を聞いたことがありますか?

私は最近になってこの言葉を知ったのですが、
徒歩で行ける範囲のものを食べていれば
健康で暮らせるという、食べ物にまつわることわざです。

三里四方。
それはだいたい、12キロメートル以内。

私は毎日カフェで食事を作っていますが、
基本的に上勝町内でとれた野菜や素材を使っています。
今日作った定食には…
大根、ほうれん草、干し椎茸、切り干し大根、キクイモ、梅干し、こんにゃく、ネギ
ベビーリーフ、紫キャベツ、棚田米、もち麦を使用し、全て上勝産。
たぶん、12キロメートル以内で収穫されたもの。
(いや、上勝は広いから実はもっと遠いかもしれない…)

甘いなぁ。パリパリと新鮮だなぁ。おいしいなぁ。

そう思いながら味見をしつつ食事を作っていく中で、
おいしい物が当たり前のように身近にある幸せというものを感じます。

そんな私がおすすめしたい、
上勝に来たらぜひ食べてほしい食べ物をご紹介する企画。
上勝人がすすめる食べ物シリーズ!

初回となる今回はもち麦のご紹介です。

「もち麦」って何?

もち麦とは大麦の一種でプチプチとした食感が楽しく、香り高い穀物です。
食物繊維が多く、腸内環境を整えるとのことで
少し前にはメディアでも取り上げられて人気となりました。

上勝では傍示という地区にお住いの「山田さん」が有機栽培で丁寧に作っていて
当店も山田さんから仕入れて使っています。

山田のきみちゃんと息子さん。笑顔のモデルは世界レベル。


美しい山の上で、もち麦は丁寧に作られています。

どうやって食べるの?

そんなもち麦の食べ方ですが、とても簡単です。
白米に混ぜて炊くだけ。
当店では白米1合に対して大さじ1の割合でいれています。
毎日最低でも1升は炊くので、1升だと1合分のもち麦を入れています。


もち麦入のご飯はお客様にも好評です。

お水の加減はというと、当店の場合は追加せず、白米と同量で炊いています。
ふっくら柔らかめに炊きたい方は少し水を足しても良いかと思います。
お家によって、ご飯を炊く量は3合とか5合とか違うと思うので、
1合に対して大さじ1と覚えておくのもいいですし、
おいしい大麦研究所」さんのwebページに
お米、麦、水の量を瞬時に計算してくれる便利な機能があるので、
こちらで計算してから炊いてみてください。

おいしい大麦研究所さんのwebサイトでは炊き方から量までわかりやすく教えてくれます。

その他、上勝クラシカルにゲストとして寄稿してくれている
リストランテ・ペルトナーレさんでは、リゾットやスープに入れて使っていたり、
デンマークから来たカトちゃんのライ麦パンにもたっぷり入っています。

大きな楕円形のつぶつぶがもち麦。茹でたりせず、ライ麦粉にそのまま混ぜて焼いていました。

人気のもち麦さん

実はいろんな使い方ができるもち麦。
当店でもお客様に大変好評で、「どこで買えますか?」と聞かれることもしばしば。

もち麦は産直市「いっきゅう茶屋」さんで購入もできますし、
山田さんのwebサイトからも注文できます。

また、当店では量り売りを行っているので
お客様が持参した容器や紙袋にもち麦を必要な分だけ量り売りをしています。

当店ではお米やコーヒー豆、上勝晩茶の茶葉などを量り売りにて販売しています。ただいま量り売り項目の一覧を掲載した新しいメニューブックを製作中。ご飯を食べている間に「あ、こんなものも売ってるんだ。」と見てみてください。

最近ではゼロ・ウェイストアカデミーさんが
大川硝工業所さんと作った「量り売り専用ガラスびん」を当店でも取り扱っていて、
そのボトルにもち麦をいれて、ボトルごとお土産にされるお客様もいらっしゃいます。

2合分が入る大きさでスタイリッシュなデザインも好評です。当店の量り売りではコーヒー豆、卵(個売り)、お米に次いで人気の商品。

今晩の晩御飯も、もちろんもち麦入りごはん。
美味しくいただきます!

次は何を紹介しようかな。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です