ごみを出すことへの「罪悪感」について。

秋がきたー!!
1年で一番わたくし、東が好きな季節、秋がやってまいりました。
カフェ・ポールスターの庭に植えた栗の木は6年目を迎えた今年、
最も多くの実をつけております。


栗拾いは動物たちとの競争。取るか取られるか。みなで「痛い!痛い!」と言いながら栗の実を拾いました。


大きな栗がたっぷりと。水彩画は現在インターン中のアルバちゃんが描いてくれた上勝。

さて、季節の便りはこれくらいにして、
今日は今朝インターン生たちと話した
ごみを出すことへの罪悪感と対処法について、です。

ミルクシェイクの話。

現在、うちの家にはインターン生としてカナダ人のリンダちゃん、
アイルランド人のアルバちゃんと、
アルバちゃんの友達のフランス人メロディアちゃんがいます。

先日、彼女たちは休みの日だったのでサーフィンに出かけていたのですが、
帰りにミルクシェイクの美味しいお店に立ち寄った際に
プラスチックストローと使い捨てのカップが出てきたと。

ミルクシェイクを手にするまでは
「ミルクシェイクだ、わーい❤️」
と楽しみにしていたのに、自分の手元に来た瞬間、
ごみを作ってしまったことに罪悪感を感じて落ち込んでしまって
家に帰ってからもそれについてみんなで議論したそうです。

罪悪感とは何か?

罪悪感。

ごみを出すことへの罪悪感。
これは私も度々感じておりまして、買い物に行った時に準備不足で
レジ袋をもらったりするとこの罪悪感というものに襲われます。

それってしんどくない?

うん、確かにしんどいですね。
でも、しんどくなかったら、ごみを出すことが普通になってしまいませんか?

ごみを出すことを意識せずに買い物すればするほどごみが出る。
私は彼女たちの話を聞いて、罪悪感を持ったのはごみについて意識が高まったのだな感じました。

でもできる限りやっぱりそんな感情抱きながら日々を生きたくはないわけで。
それでとにかくここ最近は準備、準備を考えています。

ちょっとずつ、ちょっとずつ。

例えばお酒が飲みたくなった時。
近くのイタリアンレストランにワインを買いに行って、
おつまみの生ハムもゲットしてくる。

リストランテ・ペルトナーレさんでは生ハムやナッツ類、オリーブオイルなど量り売りしてくれます!


stasher(スタッシャー)」というオーブン調理やレンジも可能なシリコンバッグ。

その他、上勝のお隣の町、勝浦町のベーカリー「Maeno」さんにも
保存容器や袋を持ち込んでそのままパンを購入しています。

Maenoさん。だいたい朝一で行くので焼きたてのまだ温かいパンをゲットできます。


ちなみにこちらベジタリアンのリンダちゃんも大好きな野菜だけのピザパン。

罪悪感を抱くことと準備をする手間のどちらをとるのか。
これも最近考えていることなのですが、
自分が毎日生きる上で
「ごみ・お金・時間・労力」
この4つの要素のバランスを考えるのが面白いなぁと思っています。

例えばごみを無くすことを一番に考えると、
コンビニやスーパーでお惣菜などを買わずに自分で料理をする。
そうすればごみを出さないし、お金も節約できる。

でもその代わり、料理をするために時間と自分の労力を使わなければいけない。
ごみは無くなるかもしれないけれど、
現代人にはその料理をする「時間」や「労力」をかけるのは難しいことかもしれません。

自分たちにとって何を優先するのか。
私の生活ではごみの削減というのが優先度が高いので
時間や労力を使ってもマイバッグやタッパー等を持って行ったり
自炊する時間をつくることに取り組んでいます。

でもまぁ何がいいかって、気持ちがいい!
ちゃんと準備してごみを削減できたことの達成感は気持ちが良いものです。
「わたし、えらいぞー。ちゃんとできた!」って。

罪悪感を感じるこその工夫と、それによっての心地よさと。
上勝で生活する、ゼロ・ウェイストを考える上での気持ちのお話でした。

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コメント1件

  • 呉佳珍 より:

    台湾の呉です。先日お世話になりました。
    この記事を読むと、東さんの考えることを更に理解しました。すごくいい話です。ありがとうございます!

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